こんにちは
今回検証するのはこちら
恒利(ヘンリー)です!
特定商取引法に基づく表記
※記載無し※
※以下URLのみ記載
URL | http://h5.vcrmall.com/ http://h5.vcrmall.com/user/reg |
恒利の評判は?
正直情報が少ないのですが、この事業に疑問を呈している意見はいくつか見られました。
内容を見る限りでは非常に魅力的なHeng Li(ヘンリ―)のレシート投資ですが、
残念ながらポンジスキームの可能性が極めて高いと言えます。
その大きな理由は、Winsor Master(ウィンザーマスター)の姉妹アプリという位置づけにあるという事があります。
Winsor Master(ウィンザーマスター)は、先物から原油、株式、暗号資産などなど、色んな投資を一元管理して、参加者に配当するというHYIP(ハイプ)案件でしたが、
出金トラブルなどの様々な問題を抱えたまま全面出金停止を発表、その後救済措置としてHeng Li(ヘンリ―)への移行を勧めた経緯があります。
Winsor Master(ウィンザーマスター)自体がポンジスキームだったと見られていますので、
そこからの移行先も信用出来るものではありませんね。
Heng Li(ヘンリ―)は投資詐欺?恒利レシートキャッシュバックの口コミ評判を徹底調査 | 副業裁判24時 (net-24h.com)
7ヶ月で回収できるというのはあくまでもHeng Li(ヘンリー)へ預けた金額であり、
レシートの商品代金分が回収が始まるのはその期間を過ぎた後、
という事になります。
レシート分に関しては毎月元本が削られていく計算ですので、永久的に全額回収されることはありません。
純粋に買い物でのレシートならまだ可能性はありますが、
詐欺案件の被害分でも何でもOKという事では、
マーケット需要で利益を得て配当にしているとは考えられません。
配当の出所は新規に株を発行したものとなっていますが、
MLA要素もある為、その分の配当を含めると、それだけでは追い付かないと考えられます。
新規株の発行を続ければ、それだけ株単価が下がる可能性が高くなるので、
それを好んで購入する投資家が果たしてどれくらいいるでしょうか。
⛔恒利(ヘンリー)-Heng Li-は詐欺か!ポンジか!怪しいレシートキャッシュバックの口コミ評判を徹底レビュー! | バンク高田の副業リーク (modul-int.com)
なんで、わざわざ仮想通貨?USTDテザーなんでしょうか?しかも、配当はHLC(ヘンリーコイン)!これは、あかん。普通に円では運用できないの?それに、もう怖いですよ。どこかに預けるの。
だって、預けてしまえば、自分ではどうにもできないじゃないですか。自分でどうしたらいいんでしょう?
PGAがなくなった時の、あの無力感思い出します。そして、本当に自分では何もどうにもできないはがゆさ。
それに、PGAに預けていた資金を、スクショだけで、運営側は誰のものか判断できるんですか?そんなの不正し放題じゃないですか?
結局、これ救済措置なのか?
それに、2020年10月から日本で展開と書いてあるのに、1月の領収書からOKの意味不明だし、絶対にそれ以前にやっている人がいる、って話です。だって、ブログとかで紹介してますもん。
PGA救済案件⁈HENGLI(ヘンリー)が全然救済措置じゃない件。 | 宝箱鑑定団 (takarabakoblog.net)
まとめ
本案件に関しては慎重に判断するべきだと判断致しました。
内容について
まずヘンリー(Heng Li、恒利)は中国のECサイト「ヘンリーモール(恒利商城)」の事です。
今回ご紹介する案件は、ここで展開されているレシートキャッシュバックについてです。
物凄くざっくりと説明するとしたら「レシートを利用した資産運用」でしょうか。
以下のような流れで配当を受け取る事が出来ます。
モノを購入した際に受け取るレシート(領収書)の写真をヘンリーに送信
↓
承認される
↓
レシートに記載の金額(但し消費税課税前の価格)の内、16%をヘンリー側に預ける
↓
商品価格+預けた16%分に対する月利2.1%~3%の配当
毎月の配当は元金から差し引かれていくそうなので、レシートと預け金をどんどん送らないと配当が増えていくことは有りませんね。
この恒利、特筆すべきは恒利商城以外の領収書や明細も適用されるという点です。
しかも通常の買い物でなくとも、公共料金の支払い明細でもOKだそうです。
日本でも既に、レシートと現金を交換出来るONEやCODEなどのアプリ、ポイントと交換が出来る楽天Pasha、LINEレシートなどのサービスが展開されています。
しかし何故ただの領収書が現金などと交換できるのか?
レシートには「何を買ったか」「時間帯」「購入した場所」などの情報が記されています。
これらの情報はマーケティング分析に非常に役立つデータです。
上述したアプリの運営運営会社は、データを企業に販売して利益を得ています。
企業にとっては、高い金を出しても手に入れたい情報でしょう。
関係する企業について
恒利の運営会社は香港に有る企業、Hengfa Optical Holdings Co.,Ltd.です。
CEOは蔡志川という方になります。
こちらの会社について調べてみたのですが、残念ながら何も情報は出てきませんでした。
所在地は香港の何処で、一体どのような会社なのでしょう?謎に包まれていますね。
蔡志川氏はブロックチェーンと関わりのある方の様です。
「博士」と名乗っているという事は、博士号を持った学者の方なのでしょうかね?
以下の肩書もお持ちなのですが、有名な方なのでしょうか?全く知りません…
アジアブロックチェーン協会会長
国際デジタル経済協力連盟の回転会長
香港ブロックチェーンアセットマネジメント株式会社代表取締役社長
テンセント(上海)ベンチャーベースのメンター
親会社は中国投資開発有限公司という投資会社です。※以下リンク先のYoutube動画より
1998年の創業以来、これまでに500以上の企業と提携し、1000件以上の投資プロジェクトを行ってきたとの事です。
アジアで最高の投資機関として何度も高く評価されているそうですが、私はこの会社の存在自体今まで全く知りませんでしたね。
動画内に登場するグローバル中国ビジネス振興協会長のNonghe Liなる人物も正体不明です。
調べても情報ゼロです(百度とかなら出るのだろうか!?)。
この事業には光華ファンドという会社が投資をしており、チャイナサプライチェーンインダストリーグループ(中国供应链产业集团)という会社も関わっている模様。
正直どの会社も実体がよく分からない、得体の知れない企業ばかりです。
ポンジスキームの可能性
実はこのヘンリー、少し前に登場したHYIP案件のWinsor Master(ウィンザーマスター)と提携しており、資金の移行を進めているというのです。
Winsor Masterは現在出金が停止されており、事実上飛んだとされています。
飛んだとされる案件から資金の移行を進めているというのはどうにも怪しいです。
実際の所は、同じ詐欺組織が新たな詐欺案件を世に送り出して来ただけなのだと思います。
Winsor Masterは遡っていくと、Munics(ミューニックス)やYou Bank(ユーバンク)と言った過去の詐欺案件まで辿り着きます。
ヘンリーも上記案件と同様のポンジスキームである可能性は十分に考えられるでしょう。
また、ヘンリーは詐欺被害の救済案件という側面もどうやらある様なのですが、公的機関でも何でもない民間企業がそんな事をして得られるメリットって有るのでしょうか?
日本人の被害者に対して、詐欺を働いた企業とは別の企業(という事になっている筈)、それも中国の会社が”救済措置”なんて本当にするのかな、と疑問に感じます。
もはや藁にもすがりたい気持ちなのでしょう。
ですが焦って判断を急ぎ過ぎると、更なる被害に遭うかもしれませんよ。
中国企業に情報を提供するリスク
近頃は中国に対する風当たりが強くなっていますが、本記事に最も関係ありそうなのは、やはりファーウェイなど中国企業の締め出しでしょう。
書類送検された積水化学元社員の再就職先はファーウェイでしたね。
中国の産業スパイについてはかなり前から指摘されていますが、今問題になっているのは最先端のIT技術を駆使した機密情報の窃取なのです。
その点を考慮した上で改めてこのレシートキャッシュバックを見てみると、、、
レシートの情報から日本人の生活水準を調査しているのではないか?と邪推してしまいます。
店名の記載が有るので、行動範囲やおおまかな居住区域なども特定できてしまうのでは?
勿論ヘンリーにこうした目的があるかどうかは分かりません。
これは飽くまでも私個人が抱いている懸念です。
ただ、あそこは共産党が全てを支配下に置く一党独裁体制ですので…
率直に言ってかなり怖いですし、危ない気がしますね。
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この恒利は情報があまり出ていないので確かなことは言えませんが、そうそううまい話は無いという事は心に留めておいて下さい。
高配当を謳う投資案件は殆ど詐欺なのではないでしょうか?
PGAとかJENCOとか…数えればキリが無いですね。
運営会社についてもはっきりとした情報が無いですし、安易に判断するのは危険です。
勿論最終的に決めるのはあなた方ですが、まずは疑って掛かる事から始めて欲しいのです。
「後悔先に立たず」という諺、中々馬鹿に出来ないと思いますよ?
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